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人の気配がして振り返ってみると弓削ツカサが立っていた。 「ねぇ、あんたの探してるものって見つかるのかしら?」 とかすれた声でツカサは云った。 「なんだよ、いきなり」 「扉が見えるの」 「それはこの前聞いた」 「そう」 透けるような白い肌、顔を覆う長い前髪。破れたジーンズにビーサンといったラフな出で立ち。
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