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「終わりが無い
命なんてない」
そう誰かが言ったんだ
誰もがわかっていても
決められた運命には
逆らう事なんて出来なくて
時に縋るまま
肉体から離れていく
逆らえない命の道筋なら
僕は思うんだ
枯れて一枚一枚虚しく
色褪せ散っていく花よりも
美しいまま落ちる
椿のように
命を遂げられたら…
全てを美しいままに
己を残し見届けられた。
それ以上の幸福なんて
僕は望まない
淡く散り行く貴女の
面影に見えるは愛しき
あの微笑み…
紅く毒々しい花びらの
その一枚に込められた
僕の思いが届きますか?
美しいまま落ちる
椿のように命を遂げる。
そんな死に様を
僕与えて下さい
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