63人が本棚に入れています
本棚に追加
学園を後にした智樹は家路に向かいながら先の出来事を分析していた。
(……まったく分からない事ばっかりだなあ。うーんとりあえず親父に相談してみるか)
溜め息1つついて智樹は空を見上げた。赤い夕焼け空が広がっている。そんな景色を眺めていると視界の端にまばゆい程の光を纏ったものを認識した。
「……今度は一体なんなんだ? 目撃者が少ないと隠滅も楽なんだけど――」
これからしなくてはならないであろう情報処理の事を思いながら、光の下に向かうべく水蒸気を使い飛翔する。
最初のコメントを投稿しよう!