第2⃣話【出会い~突然に】

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「……素手で受け止めるのは無謀だな」  そう言うと智樹は目を閉じた。 (水の精霊たちよ力を貸してくれ――)  言葉で言う必要はないのだ。お互いに通じあっているからである。智樹の願いに応えて精霊が手に収束されていく。 「やばいな……落下するスピードが速すぎる。今放出しないと間に合わないが、精霊の量が足りてないしな……いや、やるしかないか」  集めた精霊を使い水を上に向かって放出した。
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