キース

2/19
前へ
/384ページ
次へ
優希が、ヒロと私、二人に糸目を付けられず、同じ想いで嫉妬していたように、私も二人の内、どちらが好きかなんてわからない。 けど、確実に嫉妬していた。 自分が結び付けた二人に、理不尽な嫉妬心を抱きながら、私は今日も、優希の仏壇に手を合わせる。 可哀想な優希。 誰も、優希の骨を受け取ってはくれなかったのだから。
/384ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8950人が本棚に入れています
本棚に追加