キース

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私はもう一度、小さな鼻にキスをした。鼻先が濡れていて、ヒロとのキスを連想させた。 鼻先が渇いてはいけない、と店員が言っていたことを思い出す。 ヒロの帰りを待つ時間も、私はヒロとのキスを感じることができるんだ。この子が元気でいる限り。 「キス」
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