序章
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ヒロが仕事に行ってからの家は静かで寂しい。 ずっと独りで暮らしてきた時のことは、もう思い出せない。しかし、私がヒロを突き放したことで、一度私を拒絶したこの部屋は、今再び私を優しく包み込む。 独りになると、部屋のベッドに、優希が見えるのだ。 シーツのシワが、優希の形を作って独りの私を包むのだ。 淋しくなると、優希を求めずにはいられない。もう、優希はいないのに。
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