プロローグ

3/19
前へ
/435ページ
次へ
「ええ、あなたは犯行当時、友達と会っていました。それはその友達の方からの証言で分かっています。」 「そうだろうが、俺には完璧なアリバイがあるんだ。」 男性は焦っていた。 完璧なアリバイがあるというのに、その少年の眼は自分を犯人であると確信しているからである。 「何だよ、その眼は。俺を犯人にしたいなら、このアリバイをどう説明するんだ。」
/435ページ

最初のコメントを投稿しよう!

95人が本棚に入れています
本棚に追加