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二年前――――
私は中学生だった。
その時、同じクラスだった男の子が好きで……
その子から告白された時は夢のようだった。
だけど……そんな幸せは長くは続かなくて…
初デートの日。
私達は街をブラブラしていた。
彼はいろいろなブランドの店を見ながら、『あれいい』だの『欲しいな』だのと、凄く楽しそうにしていた。
そんな事を2時間くらい続けていた時だろうかいきなり彼が言ったんだ。
彼「なぁ?お前、俺が欲しいって言ってんのに、買ってやろうかの一言くらいないわけ?」
一瞬何を言われたか分からなかった。
「え?なんで?」
急な彼の態度の変化に戸惑いながらも、言葉を返す。
そんな私に彼は
彼「なんでって…テメェ金持ちだろ!?なんか買わせようと思って付き合ったのにさ…」
って言ったんだ。
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