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事務所――――――
「なんですか？」
事務所に入るなり、聖に聞く。
聖「あの二人…知り合い？」
「え？あぁ…知り合いですよ」
なんでこんな事？と思いながら聖に言う。
聖「ふぅん……どっち？」
「え？何がですか？」
聖「どっちが彼氏？」
……………は？
「あはは（笑）どっちも違いますよ」
聖「じゃあ、昨日来たもうひとりの人？」
「ｸｽｸｽ……違いますよ」
笑いながら答える私に、聖は不機嫌そうになる。
聖「何がそんなにおかしいの？」
「ｸｽｸｽ…だって、昨日の人…私の父親ですよ？あぁ見えて、40前だし。今日来てるのは、兄の聖夜と、幼なじみの裕也ですよ」
そう言うと、聖は何故か顔を赤くして言った。
聖「今日、バイト終わった後、少し話できないかな？」
「いいですよ？」
そして、私達は店長達のもとへ戻った。
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