悪魔

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手を挙げて少女は質問した。   悪魔「何だ?」   少女「悪魔さんは…本に閉じ込められたんだよね?私が本を少し手で払っただけで出てこれるなんて簡単すぎない?」   悪魔「ああ。アンタが本を払った、あのときにオレの力を少し加えたのさ。まあ…案外簡単にいったけどな」   悪魔は辺りを見渡し、手首や指の骨をバキバキと鳴らし始めた。   悪魔「とにかく、これでオレは自由だ。感謝してるぜ。」   少女「良かったね、悪魔さん」   ふと少女は思った。 このまま私ってすんなり帰れるのかな?
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