悪魔のお礼

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少女「あの……ちょっと良い?」   悪魔「なんだ?」   少女「その話、あとどれくらい掛かるの?」   悪魔「だいたい原稿用紙8枚書けるくらいのボリュームだ」   少女「ちょっと…ストップ。もう話が分かんなくなってきた…」   マンガのような水玉汗をかきながら、少女は話を止めた。 このまま放っておいたら、日が暮れてしまうだろう。   悪魔「とにかく、殺してほしい者の名を言え。誰でも良いんだ……誰でも」   少女はもう途方に暮れていた。   そんな事を言われても、殺してほしい相手が思い浮かばない。 言わなかったらこちらが殺されてしまう。 どうしたものだろうか。
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