本が大好きな少女

3/5
前へ
/22ページ
次へ
少女「今日は…どれにしようかな?」   少女は常連だけあって、どこにどんな本があるかぐらい手に取るように分かる。さすが常連さん。   もしかしたら…従業員よりもこの少女の方が、図書館については詳しいかも知れない。   少女「今日は恋愛系の本でも読もう」   少女は恋愛小説が置いてある本棚の場所へと移動し始めた。 目的の本棚まであと3棚……という地点で、少女は左側の本棚から妙な本があることに気付いた。 足を止め、その本棚にあった妙な本を見つめた。 その本の周りには色鮮やかな背表紙の本たちが並んである。 しかし少女の見つけた本の背表紙だけ真っ黒だった。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加