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キーンコーン…
「ぬおおお…飯か…」
彼の名前は海谷騎士(カイタニナイト)。どこにでもいるごく普通~の高校生だ。
いや普通じゃない…彼はゲーマー…しかも何かゲームの大会に出ると必ず優勝するくらいの有名ゲーマーだ。
「飯~…と…なんだこれ?」
彼は朝買ったコンビニのパンを袋ごと取り出す。
すると袋の他に少し大きい箱が入っていることに気付いた。
「おーい!誰か俺の鞄にこれ入れなかった~?」
クラスメートに聞くが皆首を横にふる。
パンをかじりながら箱を見回してみる。
そして箱の隅に何か書いてあるのを見つけた。
【カイタニナイト様】
「…俺の名前かい…」
明らかにあやしい箱…だが中身が気になる。
「なにそれ?」
騎士の元に女子生徒が近付く。
彼女は秋宮沙崙(アキミヤシャロン)。騎士の幼なじみである。ちなみに同じゲーマーである。
「あ、それ騎士にもきたの?私にもきたんだよねーそれ」
沙崙は自分の席に戻り、騎士が持っているのと同じ箱を持ってきた。
「何が入ってると思う?」
「…わからん…まあ開ければわかるだろ…」
騎士は箱をあけた。すると中には少し大きな細長い装置と手紙が入っていた。
沙崙もあける。騎士と同じ中身だった。
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