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私はしばらく、イラストに集中した。何十枚も下書きをしてた時、なんとなく描いた一枚…
月夜に黒猫がしなやかに眠ってるイラスト…
まるでヒョウみたいだ
その一枚を入れて候補になる絵を龍平先生に見せにいく事になった
あるホテルで待ち合わせして、チェックしてもらう
『これ…このイラストに詩を書かせてくれないか?』と選んだのは黒猫のイラストだった
『わかりました。先にこれを仕上げて先生に渡します』
龍平先生は他のイラストも繰り返し見ていた
『あの絵…よかったな。雪の中の青い花の絵…』
石橋が持ってるあのイラスト?
『少し衝撃はうけたけどね、この子に何があったんだろうって』龍平先生は私の横に座り軽く抱きしめた
こんな雰囲気はもうなれてる…
抵抗もない
従うだけだ…
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