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先生と別れて私は公園に行った
昨日の夜はかなり雨が降ったようだ。ベンチには水たまりができていた
私は立って桜の木を見ていた…というより話し掛けていた
今日初めて気付いたのだ
私はこの木にいつも話し掛けているのだ…!
甘えているのだ…
頼っているのだ…
私はいつの間にか涙を流していた…
『のばら』ヒョウが私の手を引っ張ってマンションに連れて帰った
『なんで泣いてるの?』
『わからない…でも悲しいからじゃないんだ(笑)』
『今日ののばらはすごく綺麗だ』
『いろんなパワーもらったから』
『よかった(笑)寝ようよ…』
『うん。眠い…起きたらまた仕事しなきゃ』
人は私の行為を、快感を責めるだろうか?
でも人とは違う生活が私の仕事と人生に未来をくれるのだ
私は次の朝まで眠り続けた
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