ささやかなる幸せの言葉

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龍平先生のあの夜から私の絵に少し変化が現れた 田中さんには、女としての、膨らみというか、少女が大人になりどうしようかという可愛い部分がでてきたと言う 石橋先生に私は最近書いたものを見せに行った 先生はしばらく黙っていた 『のばら…これは俺の忠告だ。イラストレーターの枠からでるんだ』 思わぬ言葉に私は驚いた 『もうお前は立派な画家だ…来年に個展開いてみないか?』 『私なんか…個展なんて』 『俺がバックアップする。やりなさい』 私は全身が震えた… 『出来るでしょうか?』 『やるだけやりなさい』 私はニッコリ笑うと頷いた マンションにもどり、ベットに大の字になってみた… ヒョウが居ないのに初めて淋しさを感じた でもすぐに、いや、いつか戻ってくるだろうと感じていた ヒョウは珍しく携帯も持ってない それでいい… その時龍平先生から電話がかかってきた 『のばら、明日夕飯食べに行かないか?相談ある』 『いいですよ、ただしセックスは無しで(笑)』 『了解!あのホテルのレストランんで7時な待ってる』 急は一人で髪乾かさなきゃ
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