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その日、お父さんとお母さんが来た
私はごめんなさいと謝った。親不孝だ…
それでも私は続けるべき仕事だから家には帰らないといった
退院してもヒョウに世話してもらうと話した
二人とも私とヒョウの関係を深く聞こうとはしなかった
二人が帰ってしばらくすると龍平先生がきた
『なんで俺なんかかばった…』椅子にすわるとそう聞いた
『龍平先生も彼女も悪くないから…かばった訳じゃない』
『こんな目にあってるじゃないか!』
『怒らないで…』
『ごめん…辛くて眠れない』
『先生は責任感じる事ないのよ、私を土台にしたらいいの。私もそうするから』
『ヒョウって男は何者?一緒に住んでるんだろ?』
『私が拾ってきたのよ(笑)うちにいたり、どっか行ったり気ままな猫よ…男女の関係もないわ』
『暮らしてるのに?』
『そうよ…必ずしも、男と女がいたらセックスが発生するわけはないの。先生とは発生するけど…先生のセックスは私に才能を開化させてくれた(笑)』
『人魚の絵みたよ』
『あれは先生のおかげよ』
『身震いした…のばらを抱きたくて狂いそうになったよ』
『石橋先生がのばらを抱かない訳がよくわかった…抱いたら最後忘れられない』
『後悔してますか?』
『ただたんに…いつもの遊びで女を抱く程度の気持ちだったのに…』
『抱きたい時抱いてください…私に本当の恋人ができるまで(笑)』
『ベートーベンの熱情って曲…今の俺にピッタリかもしれない』
先生はそういうと私にキスをして病室を後にした
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