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『のばらが刺されたって聞いた時は頭が真っ白になった
石橋先生の車の中で思った…もしのばらが死んだら僕も死のうって(笑)
生きて戻ってくれたら僕はのばらのために生きたいって…
うっとおしいって思われるかもしれないけどさ。ホントにそう思ってる』
『ヒョウはヒョウで好きにすればいいんだよ』
ヒョウは私の腰をめくり薔薇のアザにふれた…
『大好きなんだ、この薔薇』とキスをした
『このアザを見て綺麗だと言ってくれたのは、石橋先生とヒョウだけよ。他の男は可哀相としか言わなかった…私の1番の自慢なのに…(笑)』
ヒョウはアザを舌でなぞった。気持ちよくて、うっとりした
『のばら…ゆっくり休むんだよ』ヒョウはパジャマを元に戻すと私にふとんをかけた
車椅子が必要じゃなくなった時、私はまた仕事を再開した
ヒョウはいつものようにいなくなっては戻ってくる、元の生活だ
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