のばらとヒョウ

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のばらとヒョウ

また桜が咲く季節が近づいた ある日ヒョウがこう言った 『のばら…僕とフランスいかないか?数ヶ月だけだけど…』 『演奏旅行?』 『パリのオーケストラから話しきて一度一緒に演奏したいって』 『いいわよ。私もあっちで勉強するつもりでいたから…いつぐらい?』 『多分夏くらい』 『雑誌社には話はしておくから…』 『よかった…安心したよ』 ヒョウは私に抱き着いた いつものようにお風呂に入って髪をドライヤーで乾かしてもらう この日はなんとなくヒョウの態度が違った いつもならパジャマに着替えさせてくれるのにバスローブのままだ いきなり明かりを暗くした小さな明かりだけが私達を照らす 『のばら、ベットで裸になって』 私は言われるままにそうした ヒョウも裸になって私の上に乗ってキスをしてきた 私の足を開くとあそこに指を何本かいれた 『あ、ヒョウ!』と私は少し慌てたがいつのまにか感じてた 『今日は一緒になろう…のばらの顔みたい…薔薇のアザもみたいんだ』 私はまるでバイオリンになったようだ。ヒョウの愛撫はそんな感じだった ヒョウのものは硬くて大きかった。いつも見てるけど…こんなになったのはみたことなかった ヒョウが激しく動くたびにベットのきしむ音がする 『のばらの顔、綺麗だ』 龍平先生とのセックスとは違う…心がすごく満たされて、味わったことのない気持ちが突き抜ける 『のばらを抱きたかったけど…怖くて…この生活が崩れるのが』 『崩れないわ…愛情のあるセックスだから…』 『どこまでも一緒だよ?』 『うん…離れてもあの桜の下で待ってるから』 ヒョウは十分私を満足させる男だった
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