1160人が本棚に入れています
本棚に追加
/65ページ
私は17の時から大人の異様な雰囲気に飲み込まれそうになった
16の頃はまだ絵を書くだけでよかったのに…
私はいずれ、大人の餌食になる…男に身体を差し出さなければいけなくなるだろうと感じた
ある時、私の初期のイラストを買ってくれた男がいた。石橋琢磨…彼は40、私が17だった
そのイラストは真っ白な雪の中に倒れそうな小さな青い花…
私自身を表していた
石橋はびっくりするような値段でそれを買ってくれた
彼は趣味で油絵を描いている
本業は作家
行き詰まると絵に熱中するおかしな男 …
そんな彼が私に絵のモデルを依頼してきた
私はすぐにOKした
裸体のモデル…
初めは躊躇したけど、熱意に負けて私は脱いだ
私の腰には赤いアザがある。生まれつきの…
親は可哀相だといったが私は気に入ってる
形が名前と同じ薔薇の形にそっくりだからだ
最初のコメントを投稿しよう!