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お茶も飲み終え、イチャつくお母さんと大介さんを放置してメイドさんに案内された部屋に来た。     「……凄過ぎ!!」     あたしの好みどんぴしゃの赤と白を基調にした雑貨屋さんみたいな部屋。   しかも…広い。   部屋にトイレやお風呂までついている。     「あのぼろアパートの3倍はありそう…」     部屋で呆然としていたら、大きなドアに寄り掛かるようにしていた幸くんがクスクス笑いだした。   てか、いつの間に!?     「蛍さん…自分の部屋なのに何で立ったままなの? 座ればいいじゃん」     そう言うと幸くんは笑いながら部屋に入ってきて、あたしをソファに座らせた。    
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