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そんなほろ苦い思い出がある為だろうか。今年で見事高校を入学出来るまでに成長した俺こと、浜月宇瑠(ハマツキウリュウ)は、非科学的な事には興味のない超現実主義人間(リアリスト)と化していた。
幽霊、UFO、仮面●イダーは勿論、ネッシーなんかもミジンコ虫程度にも信じてない。
将来の夢は取り敢えず公務員。
安定しきった生活についつい目が眩み、そんな見ていい筈の夢までもいつの間にか俺は、見なくなってしまった。
今後、信じられない様な真実を知るとも知らずに………
朝。
俺は家から学校へと向かう為の通学路を、普通の人よりやや早い時間帯で登校していた。
何故かって?
その事を説明するならまず、俺がどんな人物かを説明しなければならないだろう。
名前は浜月宇瑠、これは今さっき言ったよな。運動神経は良い方だと思う、身長も174cmと平均的で、オツムの方は………まぁこれは聞くな。
まぁこんなカンジのどの時代にもいる至って平凡で、絵に描いた様な普通人であることを自負している俺なのだが、ある一点において変わった特徴がある。
生まれつき、俺は髪色、目、これらとその他もろもろの色素が白いのだ。
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