白い兎

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「おやおや、どちら様でしょうかね?」 何処からか声が聞こえてくる。 声がする方に目を向ける。 そこには… 純白な毛並みの兎がいた。 《兎が…喋ってる??》 そんな有り得ないような事を目の当たりにしてしまった少年は、硬直してしまった。 …と同時に何故か恐怖に襲われた。 「そんなに怖がらないでください。…別に驚く事でもないでしょう?」 顔色ひとつ変えないで喋る兎。
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