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「あらっ。美咲、今日起きるの早いわね。」
いつも遅起きな美咲が早く起きてきたことに美咲の母さんは少し驚いていた。
「母さん、何か食べるものない?」
「ご飯とみそ汁があるわよ。」
―――17:28
ピピピピーッ
再び海斗から貰った腕時計が鳴り始めた。
『美咲さん!急いできてほしい。場所はセントラル・クセスの8-5だ。立花衣人の情報が入ったんだ。』
「セントラル・クセスの8-5?あそこは、8-4までしかないはずなのに。」
美咲はブツブツいいながらセントラル・クセスに向かった。
標札にこう書いていた。
―――セントラル・クセス8-4
「ほぉーら。8-5なんてないじゃない。」
美咲は標札を見ながらいった。
「よく来ましたね…。」
どこからともなく声がしてきた。
周りを見渡しても怪しい人影はない。
「誰なの!」
美咲は声のしたと思われる方に向き叫んだ。
すると…。
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