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「すいません、お嬢さん。私が前をよく見てなかったばっかりに。」
美咲は、差し伸べた手の先をみあげるとそこには紳士的なスーツ姿の20代の男性がいた。
「いいえ。こちらこそ、考え事をしてて…。」
サッと立ち上がりズボンの汚れを払った。
男性は、目の前のカフェを指差し
「お詫びといってはなんですが、そこのカフェでおごらせてください。それとあなたに、話しておきたいことがあるんです。」
「えっ…。話ですか!…わかりました。」
いきなりなことで驚き、断ろうとしたがその男性の顔をみていると断れない雰囲気を感じ、美咲はしょうがなく答えた。
「さぁ、行きましょう。」
そして、店の中に入り奥の窓際に2人は座った。
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