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世界の運命を左右する戦いがあった。
彼らは戦った。
世界のためなどという、大層な理由じゃなく。
自分の未来のために。
己が大切な者のために。
彼らは勝つ。
悲しき戦いを勝ち抜いた。
それぞれが、それぞれの信念を護り抜くために戦った。
一人だけ、進む先が違った。
彼らは、彼と戦わねばならなくなった。
彼は、彼らと戦うことが護るためにしなければならないことだった。
大切な人を護るために…、
避けては通れぬ道だったのだ。
────後に彼らは英雄と呼ばれるようになる
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