プロローグ

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  世界の運命を左右する戦いがあった。 彼らは戦った。 世界のためなどという、大層な理由じゃなく。 自分の未来のために。 己が大切な者のために。 彼らは勝つ。 悲しき戦いを勝ち抜いた。 それぞれが、それぞれの信念を護り抜くために戦った。 一人だけ、進む先が違った。 彼らは、彼と戦わねばならなくなった。 彼は、彼らと戦うことが護るためにしなければならないことだった。 大切な人を護るために…、 避けては通れぬ道だったのだ。 ────後に彼らは英雄と呼ばれるようになる  
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