《向日葵だったのか》

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ボクが東京に戻った。 三日後の八月六日、広島に原子爆弾という、これまでにない破壊力の爆弾が落とされた。  ボクは無理にでも彼女、松本幸子さんを東京へ連れて帰ってくればよかったて思った。  ボクは彼女に恋をしていたのだ。  ボクはどうしても彼女にもう一度、逢いたいという気持ちにおそわれた。  昭和二十年八月十五日。 大日本帝国は連合国に無条件降伏をした。  だがボクの思いは変わらなかった。  あの日の君に逢うために、いや君を救いに行くためにタイムマシーンを作り始めた。  昭和、平成と時代は過ぎた。 そして68年の月日がが流れた。  平成二十五年七月二十五日、ボクはタイムマシーンを完成させた。
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