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スクールと同じように講義があり、それの単位を取っていき最終的にスネークマンから試験を出される。
その試験を突破しDBになる仕組みがこのDB養成所である。
スクールと違うのはまず訓練生の年齢、一番年下でもスクールを卒業した亮の年齢、上は中年も老人もいるのでバーチャルルームは老若男女が行き交っている。
そして、皆目的をもってこの養成所に来ているため、必死に勉強をしていた。
単位はそう簡単にはもらえないからである。
講義を受けてその内容に準じたテスト、課題など細かくたくさんありその1つ1つを消化するだけでも時間がかかる上に講義の種類も多い。
戦闘系・医療系・悪魔学系・生産系などなど
戦闘系と一言でいってもさらに近接・銃・魔法とまず別れ、更にそこから枝分かれに分野が存在する。
基本的に自分の進む分野を深く勉強すればいいのだが、基礎知識などは全DB共通で勉強をしなくてはならない。
必修科目は戦闘系・医療系・悪魔学と他数種。
生産系は適正が大きく影響するのでかなり専門的に勉強しなくてはいけないため、別のコースになる。
学科だけでも必修が多い上に実技もなかなかハードなためDBは狭き門であった。
同じ訓練生の中には何度も試験に落ちている者もいるので簡単にはなれないだろうなぁと亮はぼんやり認識している。
この世の中、DBライセンスを所持しているというだけで優遇される事が多い。
悪魔を討伐していて人間も巻き添えにして殺してしまった といえば殺人も黙認されてしまうほどなのである。討伐悪魔のランクにもよるが。
故にDBライセンスを所持する条件を厳しくせざるえない状況となっている。
もちろん、訓練生の中には悪意をもってDBになろうと目論む者もいる。しかし試験に合格すればそのような者もDBとなる。
だが、残念な事にそういった悪意のあるDBもこの荒廃したトウキョウの輪の中におり、人間・物資・悪魔・マッカなどへの流通影響が大きくあったりするのだ。
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