第2章 逃亡者

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そんな恐ろしい幼馴染みから逃げ出した敬太、訳も言わずに逃げる怪しさにより問い詰められるのは間違いない。 それでも状況的には、逃げ出すしかなかったわけで、考えるのは後回しの様子だ。 大学生、試験も終わった夏休み、バイトがないとしたら、後は、遊び放題、でもお金がない…… こんな真夏の昼間、アスファルトは、地面で目玉焼きが出来そうなくらい暑く、蜃気楼が見えてきそうだ。 ダラダラとつるんで楽しい事を探している最中に、説明もしないで友達に逃げ出されたら、そりゃ面白がる。 「にしてもあつーーーい!」 さっき全力で走った竜二は、汗だく、そりゃ叫ぶだろう。 4人は、敬太の帰りを楽しみに買ってきたアイスを口にした。
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