第8章 居場所

25/29
16080人が本棚に入れています
本棚に追加
/265ページ
まぁ、そう言う顔をした所で須賀が滅入るはずもなく、ニコニコと微笑みながら珈琲を飲んでいる。 それは、約束してない とでも言いたげだ。 ホント    タヌキ そんな敬太を見ていた仁は、フッと思い出したかのように気になった事を聞いてみた。 「なぁ、敬太、そういえば、身体なんともないのか?」 起き上がれない程辛そうにしていたのに、今は、冷や汗もかいていない。 敬太は、自分の身体を見る。 「うん。大丈夫だ!吐き気も目眩も頭痛もナイし関節も痛くない。何より呼吸がしやすいよ。」 敬太の返答に満足した仁は、嬉しそうに言った。 「良かったな!」 仁がそう言うと須賀が強い口調で突っ込んできた。
/265ページ

最初のコメントを投稿しよう!