16080人が本棚に入れています
本棚に追加
/265ページ
まぁ、そう言う顔をした所で須賀が滅入るはずもなく、ニコニコと微笑みながら珈琲を飲んでいる。
それは、約束してない とでも言いたげだ。
ホント タヌキ
そんな敬太を見ていた仁は、フッと思い出したかのように気になった事を聞いてみた。
「なぁ、敬太、そういえば、身体なんともないのか?」
起き上がれない程辛そうにしていたのに、今は、冷や汗もかいていない。
敬太は、自分の身体を見る。
「うん。大丈夫だ!吐き気も目眩も頭痛もナイし関節も痛くない。何より呼吸がしやすいよ。」
敬太の返答に満足した仁は、嬉しそうに言った。
「良かったな!」
仁がそう言うと須賀が強い口調で突っ込んできた。
最初のコメントを投稿しよう!