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PM 5:00
「高橋って、ここか…?」
未来は今カラオケボックス高橋の前にいる。今から入っても1、2分は遅刻だろう
「ま、とりあえず入るか!」
ゆっくりと建物のなかに足を進めた
「すいませーん…114号室って…」
「突き当たりにありますよ、相沢様」
「えっ…」
店の店員も未来の名前を知っていた。
「あの…なんで俺の名前知ってんですか?」
そろそろ(というか最初から)疑問に思い問いただす
「あ、114号室に行けばわかりますよ」
店員はそう返した。
「あ、そうっすか」
まだ納得いかないみたいだが仕方なく足を進めた。114号に向けて…
「突き当たりって…あれ?」
突き当たりには壁しかなかった。そして両隣に113号室、115号室があるだけだった。
「114…ねぇじゃん!」
一人で軽くツッコミをいれあたりを見渡す。
「114だけ無いのって…おかしくね?」
腕を組み壁に寄りかかる。すると…
「うわぁっ!」
寄りかかった壁が未来の重みで動いた。その壁は隠し扉だった。
「隠し扉…?」
その中に足を進める。その中には…
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