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昨日は何も感じなかったのに、軽く踊った後の額に汗を浮かべ、前髪が少し濡れたアヤは俺の中のドストライクだった。
そんなアヤを見てドキドキしない訳がない。
「あ、あの、今日は一人なの?」
「ユミと来たんだけどトイレ行っちゃったからドリンク買いに来たんだよね」
「そうなんだ?俺もちょうどバーカン向かってたから一緒に行こうか」
やっとのことでまともに喋れた。
俺が前を歩くとアヤは人混みに巻き込まれてはぐれないように、俺のシャツの袖をつまんで後ろからついて来た。
その仕草にまたやられてしまう俺だった。
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