2371人が本棚に入れています
本棚に追加
喉に来るこの強烈な刺激。
俺はこの刺激がどうも好きになれずにいた。
すっかり大人になったはずなのに、俺はあまり大人の飲み物が好きじゃない。
アヤは平然とした顔でカットライムを口に加えて、音楽に合わせて体を揺らしている。
な…なんてタフな子なんだ…
一方俺は、渋い顔をしてライムを加えていた。
だんだん酒に弱くなって行く自分が情けなかったが、これも年のせいかと諦めた。
「後でまた飲もうね!」
「あいつらの出番が終わったらね!」
だけど俺はその場をそれだけで終わらせたくなかった。
「前の方に行かないか?」
思い切ってアヤを誘った。
「うん、行こうよ!」
最初のコメントを投稿しよう!