出会い

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「シュンさーん、何やってたんすかー?ナンパしてる場合じゃねーっすよ」 メンバーがちゃかしてきた。 「バカ、ちげぇよ!」 「もう、いつも俺らが遅刻して怒るのシュンさんなんですからしっかりしてくださいよー!」 「おう、わりぃわりぃ」 俺は自分の担当するこのエイジアのメンバーたちがすごく好きだった。 明るくて、一緒にいると元気が出る。 メンバーの四人は俺にとって弟のような存在だ。 そんな彼らは苦しい下積み時代を経て、ようやく人気が出てきたところだった。 絶対にこいつらならもっと上に行ける! 俺はそう信じてこのメンバーと一緒に仕事をしている。
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