霧につつまれた駄菓子屋

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 若い頃、修はいろんな夢をみた。  幼い頃は野球選手を夢見て野球に汗を流し。  青年になってからはアメリカのロックグループに憧れ、バンド活動に明け暮れていた。  その頃は自分の可能性を無限だと信じていた…。  …しかし、夢を実現させる為の多大な努力を  「明日からやろう」  と先送りし続け…。  自分の力の無さを  「世間は見る目がないんだ!」  と言い訳をし…。  何も考えず入った大学も、遊ぶ事で時間を費やしていった自分には、現実は甘くはなかった。
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