霧につつまれた駄菓子屋

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 結局、ただ流されるだけの生き方をしてきた結果が、今の自分なのだからしかたがない…。    しかたがない…   しょうがない…。  そうやってまた、自分をごまかし続ける。  『なんでこうなったのかな…』  「はぁ~」  修はため息をついた。  ふと…気が付くと見覚えの無い街並みを歩いている事に気がついた。  『ここは何処だっけ?』  さっきまでも人通りが少なかったが、人通りどころか誰も歩いていない?  見知らぬ街はフィルターがかかった様に霧が立ちこめ、修は急に怖くなった。
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