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修は霧のかかる街を足早に歩く。
しばらく歩いていると遠くの方にボンヤリと電球の灯りが見えてきた。
心細くなっていた修は、電球の灯りを見て人がいるのだろうと思い少し安心した。
灯りが見えたところはどこか懐かしい駄菓子屋であった。
いま流行の?レトロ風の店かな?と思ったが、それにしても古くさい。
たくさんの鉄のフタがついたガラスの大きなビンに、いろんなあめ玉が入っていたからだ。
ふと気が付くと、店先には何枚も手書きの文字の貼り紙が貼ってあった。
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