全ての始まり

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例えば… あ、来た来た。 ガラガラ! 「んっしゃ!セーフだろ!な!?」 先生来てないしセーフだよ、うん。 こいつが例外の一人 マコトだ。 この私立進学校には珍しい部活をしている奴である。 こんなキャラだから皆からはあまりいい印象を受けてはいないようだが、嫌われるようなことは決してなかった。 「よっ!トイロ、間に合ったぜ」 「もう少し早く来たらいいのに」 「しかたねぇだろ?朝に体を動かすのはきもちいいんだぜ?」 そう、僕と仲良くしているからだ。 トイロと呼ばれたのが僕の名前だ。 十人十色から来てるのかどうかは、よく知らないがカタカナなのはあまり好きではなかった。 それはマコトも同じらしい。 「誠とか真とかでいいのに」 などと言っていたのが記憶に新しい所だ。
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