946人が本棚に入れています
本棚に追加
/96ページ
「や……ぁ……んっ……！」
思わず口を塞いだ。
なんでこんな色っぽい声出してんの？ 私！
「サクラ……？」
シュウは耳に唇を寄せ、そっと囁く。
更に身体が反応し、咄嗟に身を縮こませた。
シュウは背を向けていた私の身体を引き、向かい合わせにすると、顔を寄せ、クスリと笑った。
「……欲しいのか？」
欲しい？
……そうか……具合が悪いんじゃなくて……。
シュウのその言葉に気付かされた私は、思わずシュウにすがりつく。
「……欲しいんだろ？」
私は小さく頷き、強くシュウに抱きついた。
「いい子だ……」
既にシュウの言葉すら耳に届かなくなった私は、ただ押し寄せる快楽に身を任せた。
．
最初のコメントを投稿しよう！