いいわけ

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ドアが開く。  彼女はゆっくりとホームへ降りる。 「ふぅ……」  空を見上げれば雲一つ無い晴天。 「暑い……」  見知らぬ駅。  初めて降り立った場所。 「ん~と…?」  肩掛けカバンをごそごそと探ると、小さな紙片を取り出す。  ホームから出て、左右へ視線をきょろきょろ。
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