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「自力で行けるかなぁ…?」
再びカバンをごそごそ。
「ん……? あ……、あれ……、あ、あった」
苦戦しつつも見つけ出したのは携帯。
「うわぁっ、圏外」
開いた携帯には、圏外の表示。
「やっぱ自分で行くしかないかぁ…」
先程出した紙片を広げる。
そこには手描きの地図。
「たどり着けるかなぁ…」
駅からの道は土剥き出しの道に、木々が並び立っていた。
木陰を歩きながら、木々を眺め、時折地面に落ちる木漏れ日に、目を細める。
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