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こんなに暑いなんて思わなかったし」
「油断大敵」
「はいはい」
2人で橋へ向け、歩き出す。
「そういや、連絡してくれれば駅まで迎えに行ったのに」
「あ、そういえば電話圏外じゃん!!」
瞬時、はっとした表情を浮かべる亮。
「あ、そっか!!」
「忘れてたの!?」
「アパートの電話しか使ってなかったからなぁ」
「どおりで携帯使って電話しないわけだ……」
まったく、とため息。
視線を回りに移すと、
「綺麗……」
「ん、川か?」
「そう」
橋の上から、川を眺める。
光の反射。
透き通った水の向こうには、魚が泳いでいる。
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