◆五章◆

3/6
前へ
/48ページ
次へ
  昨夜の事は 全部夢だったのかな…? 真璃亜が ぼんやり考えていると ライルがベッドに腰掛けて。 「朝ごはんだよ」 その手に持った皿から 料理をスプーンですくい 軽く息を吹きかけてから 真璃亜の口に運ぶ。 しかし 真璃亜は横になっている為 口の端からスープが零れる。 ライルは それを舐めとると 真璃亜の唇を見つめ 少しの間 何かを考えて。 にっこり微笑むと 先ほどと同じように 料理をスプーンですくい 息を吹きかけると 自分の口に入れた。  
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

64人が本棚に入れています
本棚に追加