◆五章◆

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  そして そのまま真璃亜に口付け 口に含んだ料理を 真璃亜の口に移し 名残惜しそうに唇を離す。 「…おいしい?」 ライルは 驚く真璃亜を見つめ 愛しそうに問いかけた。 ただ驚くばかりで 味などわからなかったが 真璃亜は小さく頷いて。 ライルは 嬉しそうに微笑み 再び料理を口に含もうとする。 それを見て 慌てて口に残る物を飲み込み 真璃亜が口を開く。 「あ!あのね! 自分の手で食べたいの! お願いだから鎖を解いて!」 「それはダメ。 繋いでないと心配だから」 僅かに表情を暗くし ライルが即答する。  
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