◆終章◆

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  「どうして…? 帰って来れた…の…?」 茫然とする 真璃亜の肩を叩き 母親が告げる。 「何寝ぼけてんの? もう晩御飯だから 早く制服から着替えて 降りてらっしゃい」 言われて 自分の身体を見れば 制服を着ている。 ついさっきまで 裸だったはずなのに。 真璃亜は 足元にあった鞄から 携帯を取り出し開く。 その日付は あの世界に迷い込んだ日で。 「夢…だった…の…?」 その問いに 答える者はいない。  
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