◆終章◆

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  なんだかまだ 夢の中にいるような ぼんやりとした感覚のまま 真璃亜は ゆっくり服を着替えて。 一階に降りると 家族の 楽しそうな話し声がする。 リビングのドアを開ければ 家族の 暖かい笑顔が出迎えて。 真璃亜の目に 涙が浮かぶ。 全部─── 夢だったんだ…。 その証拠に ライルに折られたはずの足も まったく何ともない。 不思議で悲しい 怖くて愛しい 夢を見ていただけ…。  
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