◆終章◆

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  鼻歌混じりに髪を乾かし 真璃亜は ベッドに入る。 そして 僅かな時間で 眠りへと落ちていった。 ─────… ふと 息苦しさに目を覚ます。 まだ夜中らしく 辺りは闇に包まれていて。 「マリア…」 ぼんやりした頭が 一気に冴える。 ゆっくり 視線を下に移すと 息苦しさの原因が。 微笑みを浮かべたライルが 上から覆い被さっていた。 「……………っ!!」 叫ぼうとした唇は ライルのそれで塞がれて。 僅かに唇を離し ライルが囁く。 「探したよマリア… 一緒に帰ろ…。 もう… 一人は嫌なんだ…」 再び 唇が繋がると同時に 真璃亜は 意識を手離した。 《終》
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