◆一章◆

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  導かれるままに 城の中に入り 中の広さにも驚き。 『ここで待ってて』 というライルの言葉に従い 誰もいない広間で 真璃亜は 大人しく待っていた。 どれだけ時が過ぎただろうか? やがて現れたライルは 両手に湯気の立つ食事を持ち 真璃亜の隣に座る。 10人は座れそうなテーブルに 真璃亜とライルの二人だけ。 そんな違和感などお構いなしに ライルは笑顔で。 「食べて」 そう言って 真璃亜を見つめた。  
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