◆一章◆

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  何年も人に会ってない。 その言葉に 真璃亜は驚き。 「それは寂しいね…」 ライルを見つめ 沈痛な表情で言った。 「うん…。 でもマリアに会えたから もう寂しくないよ」 ライルは 真璃亜の手を握り 嬉しそうに笑う。 たぶん年上であろう人物の 無邪気な笑顔に 真璃亜は 頬に熱が集まるのを感じ。 「あ…あのっ ここってどこかな?」 慌てて手を離すと 新たな疑問を口にして。 「ここ…? ディラノルディアだけど」 ライルが 寂しそうな表情を浮かべ 聞いた事もない地名を答えた。  
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